とある物書きの、小説置き場となったブログ。


by crow_sergeant
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カテゴリ:小説( 21 )


Prologue               -序章-
1.Route[Road]            - 道 -
2. Rencontre[Encounter]     -邂逅-
3.Intervalle[Interval]         -幕間-
4.Demande[Request]       -依頼-

速報:教えて!○○先生
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by crow_sergeant | 2009-12-31 02:00 | 小説

ツンクー小説 -まとめ-


第01話 「メイガス
第02話 「スクール登場
第03話 「割と激しい幕間
第04-1話 「朝のツン子
第04-2話 「朝も素直クール
第05話 「休日の朝
第06話 「初めての
第07話 「アルペジオ
第08話 「これでこそ、母
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by crow_sergeant | 2009-12-31 00:00 | 小説

ツンクーではない小説。

かなり前の小説だなぁ。

懐かしい。
書き終えたのって、これが最初で最後かなぁ。

一番最初に書いたのは、妄想日記だが。死にたい。過去の自分を殺してやりたいwwwwwwwwww


まぁ、これは割と好評だったかなぁ。
とゆーわけで、ごめんなさい。やる気が起きぬ。

では小説の方をw

Title
「名も無き死神」


苦肉の策だが。読む?
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by crow_sergeant | 2008-01-01 14:55 | 小説

Higher than the Sun

4.Demande[Request] -依頼-

 私は、これでもまだ高校生なのです。
その高校生が、知り合いの1人も居ないこの街へやってきた理由。
それは後々わかることなので、今は言わない。
けれど、1人でやってきたわけではない。
 早くに親を亡くした私。
身寄りの無い私を引き受けてくれたのは、本当の姉のように慕ってきたあの人。
そして、私の親から教わってきたある物の兄弟子でもある。
その人のおかげ、というか、その人のせいで私はこの街へやってきたのである。まる。

     ∫ ∫ ∫

 少なくも、多くもない友達の1人にとても噂好きの奴がいる。
名を後藤君と言う。割と神出鬼没な奴で良い奴なんだが、掴めない性格をしている。
その後藤君が、この頃変な噂が流れていると言っていた。
実際に見たコトはないらしいが、今この街では人狼が夜な夜な街を出歩いているという。
それらしき姿を少し見かけた、というのが少し。
犬とは思えない遠吠えが多数。
それと関係があるのか、行方不明者が少し、増加しているとのこと。
後藤君の芝居がかった口調に気圧される僕。
いつもに増して重く語る後藤君。
この街、と言ってもさほど小さいわけじゃない。
わけじゃないのだが、噂だと切って捨ておける問題でもないような気がした。

・・・まぁ、空から見ていてそんなものを見たことは無いんだが。

     ∫ ∫ ∫

 昨日の夜、天馬と約束した時間には少し余裕がある。
その前に、あの人と会っておこう。

 たまに、思うのだけど。あの人は私をいじって楽しんでるのでは無いかと思う節がある。
今回も、バレたらいじられるのだろうか。いや、確実にいじられるっぽい。
とりあえず、昨日の件は所々伏せて報告しよう。

 と、街外れにある工場地帯の一角に着いた。
その中に1際浮いている、オフィスビルの3階にあの人は居を構えている。
 あの人・・・彼女の名前は水無月鈴華《みなづき れいか》。
私の身元引き受け人で、兄弟子であり、また私の師でもある。
私が親から引き継いだのは、軋間の一族の血と、そして土地だけである。
 ほかにも私には権利がある、といって引き継がせようとしたものもある。
けれど、それは鈴華さんの方が適任だと言って辞退したものがある。
それは、ロンドンの時計塔にある魔術協会のイスのこと。
私にはそのイスに座っていられるほどの腕も度胸も無い。
鈴華さんに言わせてみれば『そんなもの、無くても座っていられる』とのこと。
まぁ、1世紀にも満たないうちに無様に散るだろうけどな、とも言っていたのである。

 余談はさておき。
鈴華さんは、
『街に慣れたのなら、うちまで来るといい。これからの話をしよう』
と言っていたのでここまで足を運んだのである。
 昨日のうちに、散々街を歩きまわったおかげか、迷うことなくここまで来れたのはいいんだけど・・・。
中々にこのビルへ入るための入り口が見つからない。
まるで、このビルに入るのを拒んでいるかのように。
 20分近く、探した末に見つけた入り口には、鈴華さんのものであろう魔術の痕跡が残っていた。
ある種の結界、目的が無ければ見向きもしない、初歩の結界である。
―――あとでわかるのだが、これはダミーのようなもので、私では感知できない結界があと2つ残っているらしい。
流石、私の師。と言いたい所だが、この結界は彼女独自のもので、教えてくれる素振りはひとつもなかったりする。
ケチ、と言いたい所だが言ったら殺される。
ガチで、殺される。死んでも、言えません。
言っちゃ、ダメです。

 まぁ、話を戻しましょう。
 事務所のような趣の部屋に着く。実際、事務所だと知ったのはもっと後。
中へ入ると、鈴華さんは、人を嘲笑うかのような笑みをしたまま、迎えてくれた。
「遅かったじゃないか。いや、片刃にしては早かったかな?」
訂正、ような、では無くホントに嘲笑ってた。
「鈴華さん!なんでそんなイジワルなんですか!もうちょっと詳しく言ってくれても良かったんじゃないですか!」
「悪い悪い。でもな、片刃。これもお前のためなんだぞ?試練だと思って諦めるんだ」
「そんな、人を嘲笑うだけの試練はいりません!」
悪びれた様子もなく、鈴華さんは本題を切り出す。
「まぁ、座れ片刃。ここへ来たのはほかの用事なんだろ?」
私にソファーを勧める鈴華さん。
「・・・鈴華さんが、呼んだんです。用件はなんですか?」
少しふてくされながら私は聞き返す。
「まぁ、どうして日本へ来たかはわかってるよな?」
そうなのだ。私がここへ来た理由。
「協会からの依頼でしたよね」
それは鈴華さんが、協会から引き受けた依頼で、私は助手として来ているのである。
だが、まだ私はその依頼の内容を聞いてないのだ。
「そう。それなんだが、片刃。どうもな、今回の件は私では簡単すぎる。
代わりと言ってなんだが、お前がやれ、片刃。良い修行になるだろ?」
そう言って、鈴華さんは頑張れと有無を言わさず決定してしまった。

 修行、と言われては私のプライドのためにも断るわけにもいかない。
けれど、鈴華さんは最初からこうするつもりだったんじゃ・・・?
「何か言いたげだな。それで依頼の内容なんだが・・・」
流石、兄弟子。わかってらっしゃる。だけど、全て決定事項で話すのはよくないと思う。
「ちょ、ちょっと待ってください、鈴華さん!丸投げですか!?」
この街に来てから、私は置いてけぼりの状況によくあうような気がする。
「なに、情報くらいは提供してやれるが、まぁすぐにとはいかないがな」
落ち着いた素振りで鈴華さんは話す。
「で、まぁ依頼の内容なんだが・・・、片刃。聞いてるか?」
「え、えぇ。聞いてます」
とりあえず深呼吸して頭を切り替える。
「ふむ。まぁなに、簡単な話だ。今、この街では怪物が出るという噂があるのは知ってるか?」
「いえ、知らないです」
「その怪物なんだが、ホントに居るんだよ。まだ噂程度だが、実際にはその怪物に襲われて行方不明者が多発している」
「その怪物の退治ですか。確かに、鈴華さんじゃ荷が軽すぎますね」
「甘く見るなよ、片刃」
急に真剣な面持ちで私を睨む鈴華さん。
少し気圧されながらも私は先を促す。
「それで、どんな怪物なんですか?」
「それがな、今の段階じゃまだ不明だ」
「やっぱり丸投げじゃないですか!」
「だから落ち着け。期限があるわけじゃないんだ。少しずつ、自分のペースでやってけよ」
そんなことを言いながら鈴華さんはタバコに火をつける。
「お前に、相方が居れば少しは楽になると思うんだが」
「今のところ、そんな人は居ません」
「ま、来たばっかりだし、そんなもんだろ」
自分で淹れたのか、既にあったコーヒーを口に運ぶ鈴華さん。
私の返答を待つかのように、ゆっくりとした、動作だった。
「・・・わかりました。その話、引き受けましょう」
私一人でやる、というのはこれが初めてだ。
鈴華さんは、私の力量を測るつもりで任せているのかもしれない。
何より、この私自身がどこまでやれるのか、それを確かめたくてうずうずしている。
「これも経験だ、片刃」
ゆっくりとタバコの煙を吐きおえて、

   「この街に巣食う化け物をブチ殺せ。」

私を焚きつけてくれた。
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by crow_sergeant | 2007-10-28 16:25 | 小説
速報:教えて!○○先生


遠坂:えーと、急ですが参上しました。遠坂です

    このコーナーは、Higher than the Sunの解説コーナーです。

遠坂:今日は、両儀 式さんに来てもらいました。どうも、こんばんわ
ネロ:はい、こんばんわ
遠坂:今回は、Higher than the Sunの解説、ということですが
ネロ:長いからハイザサンで
遠坂:はあく

ネロ:まぁ、解説というか。疑問に思ったことを言ってやろうと思っただけだ
遠坂:あぁ、クレームですか
ネロ:そんな生易しいものだったらいいな
遠坂:評判は上々なんですけどね
ネロ:ほとんど、読んでる人は身内だがな。少ないにも程がある
遠坂:それを言ったらお終いだ

ネロ:早速だがいいか
遠坂:どうぞ。あ、でもネタバレになるようなコトは極力控えるんで
ネロ:一番多かったんだが、天馬と片刃の部分、どうにかならないか?
遠坂:聞いてねぇし。で、どうにかとは
ネロ:視点を変えるところがわかりずらいんだ。
遠坂:あぁ。あえて言おう。それが味
ネロ:簡単に言うかよ
遠坂:気にしたら負けかなと思ってる。
ネロ:・・・。
遠坂:何か?
ネロ:いや、別に。
遠坂:色を変えたりしたかったんだが、ムリだしな。あと、記号か何かで分けたかったんだが
ネロ:やればいいじゃないか
遠坂:ページが、というなんというか。仕様です。
ネロ:あぁ。それはしょうがないかもな。
遠坂:でしょ?

ネロ:で、次なんだが。サブタイトルの意味とか、教えてくれないか
遠坂:アレな。フランス語なんだよ。全部。
ネロ:そうだよな。英語じゃないのは確かだったな
遠坂:うむ。
ネロ:で、意味は?
遠坂:・・・
ネロ:な、なんだよ
遠坂:いや、さ。1話目のサブタイ。忘れちった。
ネロ:なめてんのか?
遠坂:本当に申し訳ない
ネロ:なんだ、この作者。適当にもほどがあるぜ?
遠坂:もはや何も言うまい
ネロ:Personne qui va sur route vide。コレか
遠坂:俺、どんなタイトルつけたっけなぁ
ネロ:翻訳したら、意味のわからないもんになるんだよな
遠坂:それが一番の問題だ
ネロ:なんつーか、もっと精一杯謝れ
遠坂:ごめんなさい。でもアレだ、今度から英語のを[ ]これにいれておくか
ネロ:それがいいな
遠坂:あと、サブタイ変えるか
ネロ:それは・・・。まぁ、しょうがないか
遠坂:っと、変えてきた
ネロ:同時進行か。ご苦労さん
遠坂:いやいや

ネロ:で、ハイザサンの世界観なんだが
遠坂:それは、今の世とそう変わりない設定だが
ネロ:今の世に空を飛ぶ人が居ると?
遠坂:一般人の俺たちにはわからないかもしれないが、少し視点を変えてみればそういうものが、ごろごろしているかもしれない
ネロ:夢見る少年だな。そういうのは嫌いじゃないぜ
遠坂:ある意味、その夢がこのハイザサンだな
ネロ:あとは、何かあったかな
遠坂:軽くスルーかよ
ネロ:あぁ、そうだ。更新の件なんだが
遠坂:普段、PCで書いてるからな。章ごとに更新されていくと思う
ネロ:PCからか。それはなんとも
遠坂:PCのが早いからな
ネロ:オタクめ
遠坂:否定はできん。俺も、その君の名前もな
ネロ:月厨が
遠坂:尊敬する人は、奈須きのこです
ネロ:・・・KYめ
遠坂:それは関係ないだろ。空気嫁
ネロ:('A`)

遠坂:まぁ、第一回はこんなもんでいかがかな
ネロ:次も俺が出るのか
遠坂:よろしく
ネロ:しょうがないな
遠坂:では、また次回~
ネロ:じゃあな
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by crow_sergeant | 2007-10-21 00:28 | 小説

Higher than the Sun

3.Intervalle[Interval] -幕間-


 不良君たちが追いかけてくる。私は必死で逃げる。私、何もしてないよ?
疲れもピークに達してきた頃、私は誤って袋小路へたどり着いてしまった。
 そのときに、彼は落ちてきたのである。
この袋小路は私が来た道以外、背の高いビルに3方囲まれている。
彼はもはや空から飛んできた、もしくは落ちてきたとしか言いようがない。
 どうして、今日はこんなわけのわからないコトが立て続けに起こるのだろうか。

 私の前には彼が、私の後ろには不良君たちが。
もう絶対絶命のピンチ、どうする私?!
そして、彼が口を開く。
「軋間さん、だよね?」
かろうじて頷くことが出来た私、えらい。
「えーと、大丈夫?そんなに息切らして、どうしたの?」
ばかやろー!追われてたんだよー!見て気付けー!
って気付けるわけないか。
なんだかトンチンカンな彼を尻目に、不良君たちがこっちに近づいてくる。
「お姉さん、財布落としましたよ」

 なんだソレ。
思わず私はその場にへたりこんでしまう。

     ∫ ∫ ∫

 降りていく様を見られた。
内心焦る僕とは裏腹にやはり進んでいく時間。
とりあえず、平静を装って話しかけてみる。
余程疲れているみたいで、頷くことしかしなかった軋間さん。
後ろには不良たちが駆け寄ってくる。
少し警戒しながら、不良たちの様子を伺いつつ、不良たちの話を聞く。
軋間さんが走っていくときに財布を落とした様子。軋間さんって結構どじっこ?
 笑みを隠しきれなかったせいか、軋間さんに怒られた。
軋間さんを立ち上がらせる。軋間さんは不良たちに礼を言って不良たちは僕を一瞥してから立ち去っていった。
夜も遅いし、軋間さんを家まで送っていくことにしよう。

 帰り道、さすがに無言で送っていくわけにも行かず、この街のことを聞かれたり、軋間さんのことを聞いたりした。
イギリスと日本のクオーターで、片目だけが青色をしていること。いつもはカラコンをしているんだとか。
ロンドン生まれ、ロンドン暮らしで、日本に来るのは初めてなんだとか。
「じゃあ、今日は探検がてら散歩でもしてたのかな?」
「・・・そうよ。別に迷子になったわけじゃないんだからね!」
言わなきゃいいのに、と思いつつもコレが軋間さんの味なんだな、と思う。

「そういえばまだ名前を聞いてなかったわね。名前はなんていうの?」
そういって軋間さんは歩を止め、長い髪を揺らしてこっちに向き直る。
そうやって振り向く軋間さんを見て、夜だけど、澄み切った青空に、どこまでも広がる草原が見えた気がした。

「ちょっと、聞いてるの!?」
少し気を悪くしたのか、軋間さんは頬を膨らまして僕を睨んでいた。
「ん、ごめん。僕の名前は萩原。・・・萩原天馬《はぎわら てんま》だよ」
「そう。萩原天馬君、送ってくれてありがとね」
そういって軽くお辞儀をする軋間さん。
「私も自己紹介したほうがいいかしら?」
転入したての彼女の噂は聞いているので、僕は首を横に振った。
「じゃあ私のこと、呼ぶときは片刃でいいわ」
「僕も、呼ぶときは呼び捨てでかまわないよ」

「そ、じゃあ天馬。貴方、あの袋小路何をしていたの?」

気を抜いていた僕は冷水をかけられたように固まる。

     ∫ ∫ ∫

 私の質問に、少し戸惑う様子の彼。
やっぱり、彼は空から落ちてきたのだろう。コレは間違いない。
けれど、私は直接聞くことはやめた。何かが、私の中でこう言っているのだ。
『彼とは長い付き合いになるだろう』と。

 昔から未来予知に近い、私の勘はよく当たる。まだ親が生きている頃に聞いたことがある。
なんとも、曖昧でよく分からない答えが返ってきたのでよく覚えている。
「それはね、おじいちゃんの、そのまたおじいちゃんからの遺伝なんだよ。もう呪いに近い程のね」
まぁ、私はそれが不便だとも本当に呪われているのだとも思って居ないので全然気にしてないんだけど。
その勘が言っているのだ。警告とも、つかないある種の核心が。

 彼が。彼の止まっていた時間が、彼の答えと共に動き出した。
「・・・実は僕、空を飛べるんだ。・・・あ、信じてない?」
そんな、完全な不意打ちをまともに喰らう私。
信じない訳にもいかない。いかないんだけど…。
理解に苦しむ私を無視したまま天馬は質問をしてくる。
「じゃあ、僕からも質問。片刃さんはなんでこの町に来たんだい?」
コレで私に喝が入った「それは。・・・まぁ貴方にも関係があることなのかもね」
「どういうこと?」
「今日はもう夜も遅いし、明日の夜にまた会いましょ」
「え、あ、うん。わかった」

     ∫ ∫ ∫  

彼女を家まで送り、また明日会うことを決めた。
この日の僕の安易さから、これから僕は痛い目を見ることになったのだ。
それでも、明日を迎えることに迷いは無かったんだ
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by crow_sergeant | 2007-10-15 22:12 | 小説

Higher than the Sun

2. Rencontre[Encounter] -邂逅-
YUMI 情熱大陸 宇宙花火 RO2 クチコミネタ 空気読み力テスト 台風

 唐突だが、人が空を飛んでいたのを見た場合、どうすればいいのだろうか。
私、こと軋間片刃《きしま かたは》はロンドンから来たクオータの帰国子女で、日本にはある用事で戻ってきているだけなのに・・・。
こんなの聞いてないよー!?

     ∫ ∫ ∫

 遡ること1時間前。
明日は日曜で休みだー!と私は意気揚々としていた。

 私の親はもう亡くなっていて、別荘として使っていた日本の家を、私は根城にしている。
私が生まれてから、この別荘を使ったことは無い。
別荘と言っても、親がまだ若かりし頃の家だと言っていた。
私がここに来ることはないと思っていたんだけど、何故か、私はこの街に居る。

 そんなわけで日本初上陸の私はロンドンとは全然違う風景を楽しんでいる。
そして、今日は何故か遠くまで散歩に行こう、と思ったのである。
なんという気まぐれ、なんという運命の歯車。神よ、そんなに私を弄ぶのが好きか。

 まだ無知な私は色んなところに足を伸ばしてはまわっていた。こんなに歩くの好きだったかなぁ
小さな公園を見つけては、小休憩して、また歩いたりと夜も段々と更けていったのです。
そんなわけで 私は、まだ見ぬ街の顔に色々と百面相をしながら一人で歩いて居たのです。

あ る い て 居たのです!!

なのに、なんでこんなことになるのよー?!

     ∫ ∫ ∫

 とりわけ目のいい僕は、そこから見える景色を楽しみながら空の散歩を楽しんでいた。
たまに流れる流れ星や、街の中で流れていく車のライトが目を掠めてはそれを見ていたり。

 街の中で行われる、悪事なども見える。が僕にそれを制裁出来るほどの度胸も力も無く。少し悔やむコトもしばしば。
それでも。最近、転入してきた子を見過ごせるほど僕は落ちぶれていなかったのである。

 なんて、かっこよく決めたつもりでもどうしたらいいのかわからなかったり。
小さな葛藤の末、僕は彼女を助けることにした。

 それが、未知なる世界へ足を突っ込むことになるとは思っていなかったわけで。
僕の行く道はどこで間違った方向へ行ったのだろうか。
それが間違った方向なのかもわからないまま、僕の足は進んでいく。
間違っていたのか、正しかったのか、それは後から決めることだと覚悟を決め、僕は初めて空から街へ降りたった。

     ∫ ∫ ∫

 目に映るものが全て新鮮で、少し私は調子に乗っていたみたい。
私には迷子スキルというものは無いと思っていた。っていうか迷子スキルってなんだ。

 それでも、方角はきっちり押さえてる私。
けれど、どこをどう行っても同じような角。そして背の高いビル、空が見えやしない。
方角も分からない私は、一般人は立ち寄らない危ないところへ私は迷って行ってしまった。
南無、私。
なんて言ってる場合じゃねー!!

  私が踏み入れた場所は、まぁ。なんていうか不良君の溜まり場であったのでした。うん。
そこへ一歩踏み入れたとたん、そこに居た不良君たち4人はこっちを向いてたのです。ばっちし目が合ったよ!

 神が居るだなんて思っては居ないけれど。思わずには居られなかったよ。
神様のばかやろー!

 やばい、と私の危機感知センサーが反応して、即回れ右して全速力の私。
そして何故か追ってくる不良君。なんで追うんだ、理由を聞きたい。
私は理由が聞きたいが、それどころじゃない。まったく、なんでこんなことになったんだ・・・?
なんて考えてる暇もない。私の足は遅いほうじゃないので、早々追いつかれないけれど。

 やっぱり地の利は向こうにあるらしい。それに加え、周りには人っ子一人いない。
・・・なんで私はこんなところを歩いていたんだよぅ。私のバカー!

そして、私は彼と出会った。
空から落ちてくる彼と。

     ∫ ∫ ∫

 彼女と、彼らが鉢合わせになった瞬間を、何故か僕はこの目で見ていた。
彼女を見た瞬間、誰だかはっきりとわかった。そしてそのあとのことも。

 そして、彼女は逃げている。
目で見えても、何かを喋ったりしていても僕には聞こえない。
かろうじて口が動いてるのが見えるだけである。
何かと口に動かしてる不良に、ぎこちなく回れ右をして走って逃げていく彼女。

 彼女が逃げていく道はどこもかしこも背の高いビルに囲まれて、迷路のよう。
真上に居たからこそ見えたのだろう。偶然なのか、必然なのか。

 とりあえず、僕は彼女の様子を見ながら、降りれるところを探す。
降りれるところ、というのは彼女が向かいそうなところの事である。ほかに限定されることも無いのである。

 高度を下げると、彼女の様子が見えなくなるので、人並みの頭をフル回転させて、行き場所を探す。
そして、僕は場所を見つけ、道を作りそこへ走っていったのである。
そしてジャンプ、着地のちょっと前。

そして――――彼女と目が合った。

僕が初めて人に見られた瞬間でもあり
僕と彼女の邂逅の瞬間だった。
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by crow_sergeant | 2007-10-11 22:18 | 小説

Higher than the Sun

1.Route[Road] -道-
初音ミク 金木犀 新伝綺 ニコニコ 亀田

 僕は空が飛べるんだ、と誰かに言ったことは無い。
言ったところで嘘だと思われるのがわかっているから。
  僕だって、誰かが空を飛べるんだ、と言われても信じないだろう。
だって、実際に見たわけじゃないからね。見たら信じるだろうけど。
まぁ、僕以外に居るわけないと思ってるけど。

 今は秋。
朝晩と少し肌寒く、日中は過ごしやすい季節になった。暑いのが苦手な僕にとってはうれしい限りだ。
そして、衣替えの季節でもある。
普通の高校生をやっている僕にとっては、だっさい夏服から学ランに変わる。
 秋はうれしいコトが一杯あって、僕は好きだ。
でも、一番好きなのは冬なのだ。

・・・まぁ、この話は置いといて。
 さすがに夜出歩くときに半そでじゃ寒くなってきた。今日は何を来ていこうか。
  そんなことを考えながらも学校へ行く。うん、今日も一日頑張っていこう。

     ∫ ∫ ∫

 人が寝静まって、空が一番輝きだす時間、夜。
僕の家は都会と言うほどでもないが、少しは栄えている街の端っこにある。
家から北を見れば、そこそこの街が見え、南を見れば山、森などが連なるのが見える。
空を走るときは、必ず森の方へ向けて道を作る。周囲に誰も居ないことを確認して。よし、誰も居ない。
 行って来ます、と心の中でつぶやき、一気に駆け上る。あぁ、人が見たら空を飛んでいるように見えるんだろうな。

  今度、マントでもつけて走るか、と少し考えながら僕は走る。
幼いとき、森は僕の遊び場だった。
子供の頃は森の中を走っていたのにな。今はその上を走っている。
今はそれがとても可笑しく思えて、少し笑みをこぼす。
なんだか子供に戻ったようで、少し大人になったようにも思える。
なんて、矛盾。

 気が付くと、大分高くまで来てしまったみたいだ。立ち止まって、あたりを見回す。ここからの風景はとても、綺麗だ。
上を見れば星たちが。下を見れば街の生み出すイルミネーションが星が落ちたように見える。とても幻想的で、とても儚げ。
センチメンタルリズムという奴なのか、少しロマンチックになってみる。たまにはこんなのも悪くない。

  夜も遅いこの時間。だけど世界はこんなにも輝いている。
いつも1時間に満たない時間を走っている。時には歩いたり、立ち止まったりもしているけれど。
それに毎日走っているわけじゃない。この走り方はすっごく体を使うから、筋肉痛になったりするんだ。
だから、まぁ週一回くらいしか走っていない。その代わりと言っちゃアレなんだけど、走らない日はいつもトレーニングしているよ。
週一回の楽しみのために、がんばって体を作っている。うん、すごいぞ。
 そういう今日は週一回の楽しみの日だったりする。
寒くないように少し厚着してきたせいか走ると、暑いね。
けど、まぁ風邪をひくわけにもいかないからちゃんと羽織ってよう。

 今は歩いて、街の上をあるく。道行く人がまばらだけど、ちゃんと居る。
こっちからは見えるけど、向こうからは殆ど見えないと思う。だって、ホントに高いところに居るから。
なんで僕は見えるかっていうのは、まぁなんでだろう。
目が良いからかな?

 悠々と夜の散歩を一頻り楽しんだから、今日はもう帰ろう。
ずいぶんと歩いたりしてきたけど、まぁ帰りは走っていくか。

 羽織っていたジャケットを首に巻き、マントの様にしてみる。
・・・恥ずかしいな。こんなところ、誰かに見られたら・・・って居るわけないか。
少し考えた後、やっぱり首に巻いたまま帰ることにする。
僕は考えることをやめ、家に帰るために走ることにした。

 早く、早くと何かに急かされながら僕は走った。
心地よい風を一身に受けながら走っていく。
うん、やっぱり早い。もう家に着いた。

 明かりの消えた僕の部屋のベランダに到着。
今日も楽しかった。
部屋の中に入り、着替えをしてベッドに入る。
心地よい疲労感のおかげか、ベッドに入るとすぐに寝付けることが出来た。
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by crow_sergeant | 2007-10-09 17:49 | 小説

higher than the sun

Prologue -序章-


―――実は僕には空が飛ぶことが出来るんだ。


嘘だと思うのなら、夜に空を見上げてみるといい。見つからないと思うが。
でも、これはちゃんとした理論があってのことだったりする。
コレを誰かに言っても理解する人は少ないだろう。なんせ、僕でさえ半信半疑なんだから。

  それでも、僕は空を飛んでいる。飛べちゃったんだから仕方がない。
飛んでいるというのは少し語弊があるな。だって、僕は空を走っているのだから。
箒を跨いで空を飛んでいるわけでもなく、ピーターパンの様に魔法の粉があったわけでもない。
ただ、空を走っているだけなんだ。

 どうしてそんなことが出来るようになったかって?
そんなもの、思いつきだ。
ボーっとしていたら、急に頭の中に色々入ってきて、ひらめいたんだ。コレなら空を飛べるってね。
実際には空を飛んで無かったよ。走ることが出来ただけ。

 何も無い所に足場を作って、道を作る。見えないけど、確かにそこは道が出来たんだ。僕は走ったよ。
走っているうちに普通に走ることでさえ、色々と不満が出てきた。だから最小限で早く、もっと早く動けるように考えた。
そうしたら出来た。やろうと思えばできるだなんて、思っても居なかったけど。でも事実、空を闊歩する僕が居る。

 人に見つかると嫌だから昼間は地を歩いている。でも、夜は?
そりゃ悠々と空を走っているよ。
空を走っているうちに気が付いたんだ。空はものすごく綺麗で見渡すかぎり、何もない、空。僕はうれしくなったよ。そして



「あぁ、風がこんなに気持ちいいものだなんて、知らなかった」

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by crow_sergeant | 2007-10-08 16:21 | 小説

噂のあの人 vol.3

 今日は俺の話でもしてあげようか。
まぁ、いつもと変わらない普通の日々。ダメな感じの日常生活。

なんかダメニート
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by crow_sergeant | 2007-05-18 22:22 | 小説